昼間の市井

昼間。南中時刻の頃、自転車を飛ばすってこんなに心地がよいのね。

いままでほとんど夜にしか通ってこなかった道なので、新たな発見がたくさんあった。へぇ、このお店こんな感じなんだ……ここには人がいるんだね……色のない世界が動き出したような、そんな錯覚に襲われる。これまで夜中に勝手に私がうろついていただけ、なんだけど。

何もかもがうまくいかなかった夜に、缶チューハイ片手にボーッとした公園。今日はたくさんの子どもたちで賑わっている。この騒ぎだからか、外にはとくに人が多い。

車屋さんからお客さんを送り出す初老の店員。お客が見えなくなるまで外にたち、満足げな表情をして店内に戻った。

私は小さい頃、お客さんが見えなくなった瞬間に無表情になる大人が怖かった。いまでも怖いな～。くるっと振り返った瞬間に表情筋を解放する、アレ。自分はそうならないようにしようと意識してる。でも、意識しすぎると、顔面が筋肉痛になるから気をつけなきゃな。

コンタクトを切らした。本当に切れた。大抵コンタクトがもうないと思っても、ポーチやポケットに散らしておいたものがどこからかは出てくるもんなんだけど、今回はそれすらない。前回切らしたときにそれらを全部回収しちゃったんだよね。

そのあとは、カラオケでポテトパーティーだ。楽しみだな。