夜の魔物

私はいま、夜の魔物に襲われている。

いつもなら気にならない些細なことが気になって気になって気になって気になって気になって気になって仕方ない。

こうなると、後ろ向きかつ悲観的になるフィルターを通してしか、世界を見ることができない。

不安が不安を呼んで、今すぐ走り出したい。とりあえず、もぞもぞもぞもぞ、足をばたつかせる。

運良く寝れて、目が覚めたらこんな魔物の存在すらすっかり忘れるはずだ。そして、世界のみんなラブ&ピース☆とかって臆面なく言っちゃえているんだと思う。

ああ、寝ることはやっぱり大事ね！ただし、寝ることを1度意識すると、その意識を手放せぬうちに、外が明るくなってしまう。

あ、入力したせいで意識しちゃった。 

それでもなんとかして寝なきゃ。

ねえところで、～しなきゃ、っていう焦燥感に駆り立てられずに暮らせる日ってくるのかな。

他者より相対的に能力が劣る私は、社会との関係を構築しようとする限り、つまり、人間でいようとする限り、～しなきゃ、という義務をたくさん果たしてしがみついて「いなきゃいけない」んだけどね。

焦燥感を感じなくなったら、私の場合尊厳の放棄を意味する。

ああ、寝なきゃいけないのにスマホのブルーライトを浴びて、中二病まるだしのアホみたいな文をネットの海に放流して、……。

あーめんどくせ、おやすみなさい