vbnm1005の日記

恥をかき集めた

ラジオ体操

 

 ラジオ体操第1と第2を1ヶ月ほとんど毎日続けた。結論からいうと、痩せた。

きっかけは、自粛生活1週間ほどたったある日、運動不足による身体の不調をおぼえたからだった。こんなことになる以前は、京都の街を縦横無尽に自転車でうろつく生活をおくっていたため、運動しているつもりがなくともそれなりに運動はしていたのだろう。大学のキャンパスや、河原町を歩くのもじゅうぶんに運動になるはずだろうし。

 

端的にいって、私は運動神経がイカれている。運動はからしきだめだ。卑屈になった原因の4割くらいは、この運動神経に起因しているといっても過言ではない。

さらには三日坊主の天才である。履修登録のときだけ謎に意識が高いもののその後3日もたたぬうちに後悔するのを毎度繰り返しているし、NHKのラジオ英会話は意識があがる→飽きる→飽きることに飽きる→再び意識が高まる→…という無限ループから抜け出せないし、筋トレは翌日の筋肉痛で心が折れるという凡人である。私にもし根性があったら、教養あふれる英語が得意なマッチョになっていたはずだろうに(仮定法で英作文できそう)

先日書いたとおり、ものおぼえもよくない。そこまで苦手でもない勉強でもそうなのだから、いわんや運動をや(クジラ構文で英作文できそう)

 

そこで思いついたのが、ラジオ体操である。振りも身体にはいっているし、10分もかからず終わる。小学生のとき親にたたき起こされて近所の公園に向かっていたおかげか、寝ぼけ眼でもこなすことができるため、案外続いた。

 

1週間ほど続けたある日、どうせ行うなら10分での効果を最大にしたいという欲が出た。まずは鏡で自分が体操をする姿をみたのだけれど、あまりに下手で驚いた。ラジオ体操にうまい下手があるのか?あるのです。俗にいう、「ヒザ神」というやつだ。幼稚園の年中のときに習って18年だとは思えない。その辺の園児の方が絶対にうまい。

そこで文明の利器、ユーチューブを用いて真剣にフリを入れなおした。プロの動きはやはり違う。一時停止を繰り返して、手足の筋肉の動きを観察した。これまでまるっきり意味のない体操をしてきたことを痛感させられた。悔しさのあまり練習を積んだ結果、結局その日は合計1時間以上ラジオ体操に費やすこととなった。通しでは5回やった。

 

さらに調べると、「全国ラジオ体操連盟」というところがだしているワンポイントアドバイス動画を見つけた。目線や、動かすべきところ・固定すべきところなどを、丁寧に解説してくれている。ふりごとに細かいため、アタマも、それ以上に体の動きも悪い私でも、それなりには再現できる。再生数が少なくてもったいないと思った。

特に回し者でもないけれど、感謝の念を込めてリンクを貼り付けておくこととする。

www.youtube.com

 

 

このようにして必死こいたものの、それでもやはりラジオ体操はうまくならなかった。あまりにもリズム感がなさすぎて、ジャンプはいまだに不格好だ。才能がないのだろう。日本でうまれそだった人間ならば事情がない限り身についているはずのラジオ体操が下手であるというのはあまりに悲しいことであるが、動かしようのない事実である。別のところで活躍しよう、と強く思った。

別のところってどこだろう。別のところで活躍できるはずだと信じながら、生涯を終えるのだろうか。それはそれで幸せなのだろうけど、承認欲求がそれなりにあるため、なにか成就させたいという気持ちも捨てきれない。自己満でいいから。ふうせんガムで何かしらのギネス記録でもとるべきなのだろうか。

 

さて、ラジオ体操はうまくならなかったが、なんと痩せた。ちょっときついかな~と思いながら購入したユニクロSサイズのズボンが緩いのだ。一時期はМでもゆとりがないときがあったというのに……。

こういう社会情勢になってからまともな広告が大幅に減ったユーチューブのなかでも代表格のクソ広告である、あの胡散臭いビ〇ラとかいう商品の宣伝に、くそだなあと思いながらもなんだかんだ目をとめてしまうことは金輪際ないと思う。

だって私は、Sサイズが緩いのだから。あっはっははーーーー!

 

ラジオ体操がすごいのもそうなんだけど、たぶんそれ以上に継続が大事なんだなと痛感した。1日だけやった筋トレなんて、きっと無意味なんだな。

 

継続は力なり、というのを人生ではじめて実感した出来事でした。なんと大きな成功体験か。

 

ところで、最近喋っていないせいか特に顔がパンパン。ラジオ体操もさすがに顔に効果はない。続けられそうな「なにか」をご存知の方はご連絡ください。どうせ続かないけど、私にはラジオ体操という実績があるので、善処できる気がする☆